東京アカデミー合唱団の

発声指導者

五月女 智恵(SOTOME Chie )

東京芸術大学声楽科卒業、同大学院修士課程オペラ科及び博士課程独唱科修了(博士号取得)。
二期会オペラスタジオ第37期修了。在学中、浅草公会堂にてF・トラヴィス指揮、「台東第九公演」のソリストを務める。24回イタリア声楽コンコルソにてミラノ部門優勝。39回芸大定期オペラ『ウィンザーの陽気な女房たち』のアンナ役でデビュー。
1994
1997年にかけてイタリア(ミラノ)へ留学。M・マンジャ音楽院、ペスカーラ音楽アカデミーのプロフェッショナル・コースにて研鑚を積む。サン・ジョバンニ公会堂、テレビ局テレリベルタ等に出演。
第1回ルイージ・イッリカ国際コンクールにてファイナリスト。アドリア、フィレンツェにおいて「若きオペラ歌手」のためのオーディションに合格し、ポリテアマ劇場、イスティトゥート・フランチェーゼ劇場などに出演。
帰国後、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・フェスティバル松本において『ファウストの劫罰』の天の声に抜擢される。東京フィルオペラコンチェルタンテシリーズにおいて大野和士指揮:シュレーカー『はるかなる響き』、沼尻竜典指揮:ツェムリンスキー『王女様の誕生日』、新国立劇場にて『リゴレット』、また、秋山和慶指揮「海の交響曲」、「ドイツレクイエム」のソリストとして、多数出演。
リサイタルでは「日本歌曲の夕べ」、「イタリアの歌に寄せて」、東京文化会館主催「Chie So-tomeソプラノリサイタル」等、好評を博している。
2002
11CDROSA』をリリース。嶺貞子、高丈二、竹内功・照惠、E・ラッティ、M・シーゲレ、V・ルケッティの各氏に師事。
現在、二期会、東京室内歌劇場、日本声楽アカデミー各会員、東京芸術大学声楽科教育研究助手、聖徳大学附属高等学校兼任講師。

三津山 和代(MITSUYAMA Kazuyo)

愛媛県出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ35期マスタークラスを優秀賞を得て修了。文化庁オペラ研修所第9期修了後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。
第6回トルトーナ国際音楽コンクール第3位(1位なし)。第3回藤沢オペラコンクール第3位。第3回松方音楽大賞受賞。NHK・FM土曜リサイタル出演。94年二期会公演「トロヴァトーレ」でオペラデビュー後、文化庁芸術祭公演「祝い歌が流れる夜に」や、二期会を始めとするオペラ団体公演で「リゴレット」「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「蝶々夫人」「ジャンニ・スキッキ」他、「ヘンゼルとグレーテル」「こうもり」「修道女アンジェリカ」「カルメン」、新国立劇場「忠臣蔵」、藤沢市民オペラ「リエンツィ」、びわ湖ホールオペラ「エルナーニ」、日本オペラ協会「葵上」、東京室内歌劇場「芸者」「ブルーアイランド版・フィガロの結婚」等多くのオペラに出演。少年から老婆まで幅広いキャラクターを堅実に演じ高い評価を得ている。また、古典から近代までの多彩なイタリア歌曲コンサートや「第九」「メサイア」、モーツアルトやヴェルディの「レクイエム」、バッハ「クリスマス・オラトリオ」、ハイドンのミサ曲等宗教曲のソリストも数多く務めている。二期会、東京室内歌劇場、日本演奏連盟各会員。

成田 眞( NARITA Makoto )

名古屋市出身。

愛知教育大学ならびに東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。『ドン・ジョヴアン二』レポレッロ役で本格的オペラデビュー後、『フィガロの結婚』フィガロ、『魔笛』パパゲ一ノ、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『トスカ』スカルピア等に出演。東京フィル公演、大野和士指揮/オぺラ・コンチェルタンテ・シリーズではブリテン『ピーター・グライムズ』ホブスン、R.シュトラウス『無口な女』ヴアヌッツィ、ツェムリンスキー『王女様の誕生日』ドン・エストバンに出演。02年二期会創立50周年記念『椿姫』医師グランヴィル、03S年同『カルメン』スニガに出演。05年東京のオべうの森『エレクトラ』、O6年同「オテロ」でも存在感ある演奏で注目を浴びた。コンサートに於いてはチャイコフスキー、プロコフィエフの演奏会や「第九」、モーツアルト、ヴェルディ、フォーレ「レタイエム」、バッハ「マタイ受難曲」やオラトリオ等でも活躍。また小澤征爾指揮「サイトウキネンフェスティバル松本」に定期的に出演。10年ラザレフ指揮 日本フィル定期にてモーツアルト「大ミサ」に出演し高い評価を得た。海外でほ96年、97年豪州シドニーオ

ペラハウスにおいて「第九」、05年ウィーン楽友協会ホールにてヴェルディ「レクイエム」、12年ニューヨークのカーネギーホールでモーツアルト「レクイエム」に出演し好評を博している。存在感ある確かな演奏に定評のある実力派バリトンとして活躍している。